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Welcome to Echo's Home in Cyberspace!

Echo



Early True Believers(ETB)'s Page


What makes you cool is when you got there. Nineteen ninety-five is cool. Nineteen ninety-six or early 1997 is all right. Anything after that is not.

[March 6, 2000 New York magazine]


日本で初めてISPの商売を始めたのはAT&T(1993/4)だったが、個人相手では私が契約したIIJが最初(1993/7)だったような気がする。AT&Tはその後、事業売却・買収が多くて、この当時のAT&Tが今は何なのかよくわからなくなってしまった。
当時はFTPやtelnetでIIJのサーバにPPPのIDでログインできた。
PCからUNIXにTCP/IPでつなぐソフトは何万円かしたので、最初はWindows3.1を入れたDOS/V PCからインターネットへつなぐにはTrumpetを使っていた。1994年のNetWorld+InteropでChameleonのお試しCD-ROMを貰ってやっとGUI環境になった。
同時期にLinuxも使い始めていたがX Windowが重くてWindowsをメインにしていたような気がする。いずれにしろ、Niftyや日経Mixなどのパソコン通信と比べると未知の世界へ出て行くような感じだった。


1994年末頃の日本のWebサイト

NTT http://www.ntt.jp/ この頃の実質的なポータルサイト。ドメインが今の汎用ドメインなのが時代の一回りを感じさせる。
東京理科大のSunSITE http://sunsite.sut.ac.jp/ Solarisは出ていたが、まだまだSun OSが根強い頃。ソフト探しに結構お世話になったサイト。
日本DEC http://www.dec-j.co.jp/ すでにDECは荻窪に引っ越してきていた。このビルはその後Compaq、HPと住人の名前だけは変わっていった。そしてHPも去った。DEC時代のWebサイトの荻窪のお店紹介、中でもラーメン屋の紹介はよかった。
IIJ http://www.iij.ad.jp/ 上記のように、私が初めて契約したISP。
理化学研究所 http://www.riken.go.jp/ この頃にしては写真も多く、WWWの可能性を試しているような感じだった。ダイヤルアップPPP接続で24k位だったはずなのによくやっていたものだと思う。
KDD研究所 http://www.kddlabs.co.jp/ ここも写真が多く見た目がよいサイトだった。

日本全国WWWサーバーカタログ


Yggdrasil LGX(Linux/GNU/X Window)で遊ぶ

 

 パソコン用UNIXというと、SolarisやUnixWare、SCOなどと浮かんでしまいますが
最近その筋の雑誌やBBSでは、この表題のLinuxや386BSDなどのフリ-ソフトの
UNIX(もどき)がちょっとした流行です。これらは、BBSからダウンロードしたり
雑誌の付録のCD-ROMとして入手できますが、私は5,000円弱で題記のCD-ROMを買い
ました。付属のフロッピーでパソコンを起動してCD-ROMから固定ディスクへインス
トールします。それ以降はブート時にOSを選択する事でDOSもUNIXも使えます。
勿論、パソコンの構成にはそれなりの物が要求されます。また、約60ページの
マニュアルには、インストールの手順以上の内容は期待できません。(英文だし)
ディスク中のマニュアルを見るには、ファイルの内容を表示するコマンドやエディタ
の使い方を知らねばなりません。ところがUNIXにはまるで初心者の私にとっては
コマンドプロセッサ(与えたコマンドを解釈して実行するプログラム)が複数あるなど
という他のOSでは信じられない現象のため手持ちの本とLinuxのbashとではコマンド
が違っているし、viやGNU EMACSというエディタはDOSの世界では10年前の操作性
でプルダウンメニューはなぞはないし......と困惑する事が多く楽しめます。
会社で業務用に使用することはまず無さそうですが、UNIXのシステム管理の雰囲気
はつかみ取れます。端的に言って、よほどのツールが出てこないと"バカチョン"には
出来ません。作る側としては、手離れが悪いOSです。
それでも、この種の素朴なUNIXにひかれるのは、そこに草の根民主主義の香りが
残っているからです。かつて、70年代後半にワンボードのマイコンで遊んだり、
80年代初頭に出始めのパソコンで遊んだり、最近AT互換機に色々くっつけて遊んで
いる人にはなんとなく判るはずの雰囲気です。最近、パソコンの世界も寡占化が進み
UNIXの世界も大手メーカーにより"標準化"が進められ、元々そういう世界である
汎用機を含め、コンピュータの世界は集中化が進んでいます。ここでの集中とは
個人がハード・ソフトの中身を自由にいじくれない状態の事です。アメリカでの
この自由がこれまでUNIXやApple、IBM PCの世界を広げてきたのです。ここ5年程は
こうした世界が(この過程で大きくなった)大企業の手中に落ちていった時期だと
言えます。フリーソフトのUNIXは、失われ行く自由世界の残骸だ...と言うと、一寸
大袈裟か?一方、メインフレーマーがUNIXを売り込むのを見ると、正直なところ
胡散臭さを感じます。



1994年1月「システム季報」より


 

ソフトウェアについてのお言葉集

Underlying complexity escalates exponentially

  1. For every 25% increase in problem complexity, there is a 100% increase in complexity of the software solution.
  2. Explicit requirements explode by a factor of 50 or more into implicit (design) requirements as a software solution proceeds.

"Sorting Out Software Complexity" by Robert L. Glass (Cmmunications of The ACM    Nov. 2002/Vol. 45, No.11)


製品の仕様を曖昧に作ることはできるが、製品を曖昧に作ることはできない。

"熊とワルツを" トム・デマルコ/ティモシー・リスター    (日経BP社 ISBN4-8222-8186-8)


リスク発見の阻害要因となる企業文化

  1. マイナス思考をするな。
  2. 解決策が見つからない問題を持ち出すな。
  3. 問題だと証明できないことを問題だと言うな。
  4. 水を差すな。
  5. すぐに自分で解決を引き受けるつもりのない問題を口に出すな。

"熊とワルツを" トム・デマルコ/ティモシー・リスター    (日経BP社 ISBN4-8222-8186-8)


寺垣武 語録

  1. 大半の人が考える情報は「単なるお知らせ」に過ぎない。本当の情報は人間の判断を経たもので、簡単には入手できない。ネットでの情報収集が簡単になったと いうのは間違いである。
  2. デジタル的発想は、0と1の間には無限の連続があることを忘れて、見えないものは「ない」と判断してしまう。
  3. コンピュータによる設計や試作が進むと、技術者はものづくりのプロセスやものの質量を忘れ、全体性を見失う。それが大きな事故につながる。
  4. 情報や知識を集めすぎると、新しい発想が生まれない。情報があるほど技術者は「できない理由」を考えがちだ。
  5. 頭で理解したものはなかなか自分のものにならないが、体を動かして得たことはいつまでたっても忘れない。「つねって痛くないものは身につかない」のであ る。体はいつもアナログだが、脳はデジタル思考に陥りやすい。

Software only can provide benefits if you use it to better manage the business.

"Time to Get Serious"    (APICS magazine May 2005)


「システムを導入しただけでは、利益につながらない。なぜなら、何もルールが変わっていないからだ!!」

"チェンジ・ザ・ルール"    (エリヤコフ・ドルドラット)

You don't install the technology first, but you do have to understand it first.
You cannot design your new business processes without a knowledge of what technology can allow you to do.

M. Hammer


 

生産管理を中心としたビジネスのコーナー

流行らせられて消える言葉たち(幾つ残るかな?)

  • MES(Manufacturing Execution System):追加日(2000/07/08)
    日々の製造現場での作業指示、部材の配膳、実績収集、計画の微調整といった内容を扱い、計画系システムや原価などの関連システムとのインタフェースを持ちます。これらの機能は、製造ラインの性格・自動化の度合い、扱う製品の性格などで様々な形があり得る訳で、単純にパッケージを使うのが難しい分野です。自動化率が高ければそれだけ単純で有効なシステムが作れるでしょう。逆に自動化率upが望めないような場合はITではなく、目で見る管理とかIE手法を使った方が無難でしょう。
  • PFS(Process Flow Scheduling):追加日(2000/06/03)
    最も重要な工程を決めます。その工程の計画をまず作り、それから前後工程の計画を組みます。TOCとの違いは、TOCはネック工程から計画を組んでゆく点にあります。
  • APS(Advanced Planning and Scheduling):追加日(2000/06/03)
    これまでのMRP llパッケージなどで製造実施計画モジュールから機械的に製造オーダを発行しそれで実績収集していたようなケースは極めて希であったと思われます。それは、刻々と変化する製造現場の状況を的確に反映した計画オーダーを生成する事が情報技術的にも難しかったからです。APSは注文を製造に直結するシステムとして売り込まれています。そうできる製造工程になっていればいいんですが-----<
  • CTP(Capable-to-Promise):追加日(2000/06/03)
    MPSの有効在庫を用いるAvailble-to-Promise(ATP)に対し、CTPはAPSに基づいて納期の約束するので、より現実的で信頼性が高いと言われています。
  • LSS(Lean Six Sigma):追加日(2011/03/26)
    A combination of the two programs that has been popularized in recent years.
    ひとつで駄目ならまとめてやろう。お徳です?

IT業界と、それに絡んだコンサルティング業界は、常になんらかのバズワードで企業や行政、個人を煽るという悪癖に何十年も染まっている。泳ぐのをやめると死ぬ鮪のようなものか。もちろん技術革新が急速に進んでいる時期は、それを如何に活用するかについて、自ら考え、案を提案するのは、まっとうな仕事のやり方だろう。しかし、顧客に自分事として熟考を促したり、充分な時間を与えずに売り込む姿勢は、商売として如何なものかという感がある。ここ何年かは、行政も煽られて自分の頭で熟考せずに煽る側になって旗振り役を演じているように見える。自転車は、走っていないと倒れるかというと、そうでもない。止まった状態で倒れないようにバランスをとることができるとわかれば、少しは自分の頭で熟考する余裕が生まれるのではないか。

ERPとMRPllの基礎知識