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八丁平から峰定寺へ

出町柳発京都バス10系統を葛川学校前で降りて林道を登る。

二股というところらしい。


八丁平へ

八丁平へ


中村乗越

中村乗越(なかむらのっこし)。
東の滋賀県葛川中村町、江賀谷と西の八丁平との間の峠となる場所。ここから八丁平へは下りになる。


八丁平

八丁平。標高800m。
高層湿原だが、かなり乾燥してしまっているようだ。
日本一小さなトンボのハッチョウトンボが生息するそうだが、この「八丁」はここを指しているのではなさそうだし、本州、四国、九州に生息していて、ここにしか生息していないわけでもない。


八丁平

八丁平


八丁平

八丁平


峰床山

峰床山(みねとこやま)の頂上。
標高970mで京都府では皆子山(971.5m)に次ぐ高さ。
見晴らしがよい。


峰床山

峰床山


ナメラ谷

ナメラ谷。11月下旬のナメラ谷は落ち葉で道が覆われていて前夜の雨を含んだ道は滑りやすくて危険。道そのものもわかりにくい。


大悲山峰定寺ぶじょうじ

峰定寺

峰定寺


峰定寺は志明院と似た雰囲気があるが、神仏習合の度合いは小さい。拝観をお願いするときに聞いた話では、昔は八丁平の方まで寺域だったそうだ。本山修験宗の寺なので、修験者が山の中で修行していたのだろう。
鞍馬方面から自家用車やバスで来ると随分山奥に入ったものだと感じるのだろうが、峰床山から下ってくると、やっと人里に降りたという感じがする。山の中の寺社は一生懸命歩いて行くのが正しい。美山荘で食事して帰ってしまうツアーもあるようだが、それだけで帰ってしまうとは何事か!というところ。
拝観料を納めると寺のパンフレットが入っている紫色の頭陀袋を貸してくださるので、それに貴重品(財布)を入れ、やはり貸して下さる杖を持ち、六根清浄と言って階段をあがり、本堂では深呼吸をしなさいと言われる。ここまでの山歩きに比べれば大した石段ではないが雨の後は滑りやすい。
懸崖造りの本堂は鉄骨を使った志明院とは異なり完全に木造なので舞台から下を見ると恐い。少々息がきれそうな状態で吸う11月下旬の空気は冷たくておいしい。
寺の脇を流れる寺谷川は、ここらまでくると穏やかな景観になる。寺谷川は桂川の上流にあたる。
仁王門から中は撮影禁止なので、本堂の鰐口の音だけでも雰囲気を味わってください。

峰定寺

木立の向こうに本堂は見えているような、
見えないような…。




天照皇天神宮。立派な名前なので行ってみた。伊勢神宮からの勧請のはずだが、この地域の産土神といったところか?

天照皇天神宮

天照皇天神宮