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愛宕山

愛宕山と言うと東京の人間は日本で初めてラジオ放送をした港区の方を思い浮かべてしまうかもしれないが、京都市右京区のこちらが本社。京都府最高峰の皆子山が972mなので、標高924mは侮りがたい。京都の街中から見ると、雷・夕立の雲は愛宕山のほうから流れてくる事が多い。愛宕山には太郎坊という天狗がいることになっているが、その源流の一つは雷さんかもしれない。密集した京都市内では火事は現実的脅威だから、阿多古の「火廼要慎(ひのようじん)」のお札はあちこちで見かける。また、愛宕講の方々が持ち回りで夜に蝋燭を灯す愛宕灯籠も見かける。



一の鳥居はあだし野念仏寺から更に西に行った平野屋のところにあるが、廃線となった愛宕山鉄道が造り心霊スポットとして有名な清滝トンネルという交互通行のトンネルを抜けたところまで京都バスが行ってくれるので、二の鳥居からが 実質的に登山道となる。

大杉大神。猿田彦命との関係を別途確認
ここまでがけっこうきつい。


Mt. Atago

Mt. Atago


七合目。広沢池などが眼下に見える。
昔はここから瓦投げをしたとか。


Mt. Atago

Mt. Atago


右の案内板のとおり修験道の色が濃い神仏習合のお寺白雲寺名残の門。ここにも神仏分離の爪痕が。

Mt. Atago

Mt. Atago


社務所の前はつかの間の平地。
ここに唯一のトイレがある。

更に階段が続く。


Mt. Atago

Mt. Atago


 

鉄製の鳥居


Mt. Atago

Mt. Atago


 

社殿は雪対策のためか新しくて1300年を超える歴史を感じさせる建物とは言えない。


Mt. Atago

Mt. Atago


月輪寺コースを下る。


Mt. Atago

Mt. Atago


檀家もなく苦しいと寄付を求める張り紙が出ているが、さももありなんという場所。明智光秀が 本能寺を攻める前に御神籤を引いて凶が三回出たという話のとおり、御神籤を引いたら凶だった。もっともこの話、月輪寺で御神籤を引いたのか、頂上の愛宕権現で引いたのかはよくわからないし、そもそもそんな事をしたのかも???だ。

Mt. Atago

Mt. Atago