茗荷谷・小日向から神楽坂へ
地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅の南側一帯
林泉寺の縛られ地蔵
青龍山林泉寺 曹洞宗寺院
本堂立替中のため、お地蔵様も縄も移動したのか新しい。
写真は最上部が欠けて「二界」になってしまったが、
「三界萬霊塔」
主に小正月行事に、柿など果樹に「ならないと切るぞ」と脅して切りつけたり殴る動作をする「成木責め」が全国的に見られる。不動明王や地蔵を縛って願いを叶えてくれたらほどいてあげると脅す行為は、この「成木責め」の延長線上にあるように思われる。共に「強請呪術」の範疇に入るが、しかし、植物を脅す前者と、菩薩や明王を脅す後者には大きな隔たりも感じられる。一方では上の説明にもある「石地蔵を荒縄で縛って奉行所へ運んだ」といった話も各地にあり、これらの話の成立や影響関係は調べるとおもしろそうだ。
清水山松林院深光寺
浄土宗寺院 本堂向かって右に恵比寿様
茗荷坂・茗荷谷・藤坂
茗荷谷の案内板
茗荷谷の案内板は拓大の前
茗荷を育てている。
茗荷坂
藤坂
茗荷谷と茗荷坂の案内板のあたりから、東京メトロの小石川車両基地一帯は低湿地だったと思われる。
藤坂は北東から南西に下る坂なので、坂上からは富士山が見えただろう。
坂の下から
坂の上から。坂上の道は春日通り。
鏡翁山傳明寺(藤寺)
曹洞宗寺院
徳川三代将軍家光が、鷹狩りの帰りに立ち寄ったこの寺の庭一面の藤を見て「是こそ藤寺なり」と言ってから藤寺と呼ばれるようになったとか。
庚申塔ではなくて諸願成就のお礼のようだ。
藤寺と呼ばれるようになった由来の(復元された)藤棚
本堂前の石仏5体
お地蔵さん
聖観音
如意輪観音(大)
如意輪観音(中)
如意輪観音(小)
妙峰山徳雲寺
臨済宗寺院
宇賀神のような姿の男の弁財天らしい
向かって右の円満なお顔の石仏
向かって左の面長な石像
勢州長嶋城主従五位下松平康尚の名が見える。
宗四郎稲荷
お地蔵さんも。享和三年(1803)癸亥。
両側の幻春童子と無相童子は子供の名か?
脇の蛙坂を上り切支丹屋敷跡へ。
切支丹屋敷跡・小日向一丁目東遺跡
縄文早期から現在まで人が住んでいる住み心地の良い場所。
荒木坂
本法寺 真宗大谷派寺院
第六天町
第六天社は仏教の修行を妨げるとされる第六天魔王を祀る神社で関東に多かった。仏教の修行を妨げる天魔を神社に祀り上げるのも面白いし、それが関東を中心に駿州、甲州、信州、奥州あたりに限定して分布しているのも興味深い。
築土八幡神社
新宿区筑土八幡町2−1
庚申塔