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秋葉山十輪院玉桂寺

高野山真言宗の寺。真言宗にいくつも宗派があるのは不思議な感じもするが…
寺のWebサイトの縁起によると淳仁(じゅんにん)天皇が一時、都を平城京から滋賀に移されたことがあります。その時の保良宮(ほらのみや)、つまり奈良時代に、滋賀に皇居を作られる間、仮御所として使われたのが玉桂寺の始まりであり、のちに文徳(ぶんとく)、後花園帝(ごかぞのてい)の勅願寺として栄え、とある。ちなみにWebサイトの「勅願時」は誤字でしょう。
滋賀県観光情報のサイト(http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_around_495.html)によると国指定の重要文化財となっている木造阿弥陀如来立像が有名です。像高98.6cm。近年の解体修理の際、胎内(たいない)から5万人以上の名前を列挙した結縁交名と源智の名前を記した造立願文などの納入品が発見され、注目を浴びています。結縁交名とは、死後に是非とも極楽浄土へ行けるよう、願いを込めて名前を書いたもので、源頼朝(みなもとのよりとも)・頼家(よりいえ)・実朝(さねとも)の鎌倉幕府3代の将軍の名前や、藤原氏、和気(わけ)氏の名前なども見え、その質・量とも全国でも最大級のものといわれています。
との事で、この仏像は前もってFAXまたはTELにて連絡すれば拝観できるようだ。

信楽高原鐵道の玉桂寺前駅から吊り橋を渡ってお寺に向かいます。


山門の前は吊り橋で渡った大戸川で穏やかな景色。



お寺に入ります。


格調高い手水場。

本堂



本堂の内部。
本尊弘法大師というのは不思議な感じがするが、関東の川崎大師平間寺の本尊も弘法大師空海だ。

阿弥陀堂の内部

吊り橋を渡ります。




鐘楼


高野槇。説明を参照ください。



高野槇と言えば六道珍皇寺の精霊迎えで買って帰るのは知っているが、木をマジマジと見たのは初めてかもしれない。