今熊野観音寺
禅宗的雰囲気の漂う朝廷とのつながりが色濃い泉涌寺のすぐそばに、庶民信仰そのもののような観音信仰の寺があるので、 順にたずねて歩くとそのギャップに驚かされる。
参道を歩いていると銅像の背中が見えるので誰かと思って表へ廻ってみると、なんとかって医師会のドンといわれた武見太郎氏の銅像だった。ここの大講堂建設には医師会がかなりの寄付をしたようだ。多宝塔も「医聖堂」という名で、医学会とのつながりが太い寺とみえる。
子護弘法大師像。
周囲に四国八十八ケ所の砂がまいてある。
本堂
本尊は弘法大師が熊野権現のお告げで作ったという十一面観音。
これが「医聖堂」。西洋・東洋医学に関連した「医家先哲」達を祀っている。
鐘楼
今熊野観音寺西国三十三ヶ所霊場
成就山御室八十八ヶ所霊場巡りにくらべるとはるかにお手軽。