ADSLを導入
CATVのご託にうんざりしていたので、NTTがようやくADSLを武蔵野市にも拡大してくれたのはともかく歓迎で、さっそく契約しました。道具立ては、ブロードバンドルータのみ。最初、OCNエコノミーとマルチホームのような形がとれないか考えたのですが……
NICの3枚差しはともかくとして、webのブラウジングだけADSL側に流すのは結構めんどうそうなので、
という技術的には全く面白みのないつなぎ方にしてしましました。すいません。
LAN上のマシンのデフォルトルートはADSL用ルータの内側のIPアドレスを指定しWebのブラウジングやFTPはこちらを通るようにしました。DNSサーバは、我が家のサーバをFirst DNSサーバとしています。
正直なところあまり早くなったという実感がないのです。realのようなストリーミング映像が少しスムースに動くようになった感じはしますが。
本当はOCNエコノミーがADSL並みの帯域を同じ位の料金で提供してくれる方がうれしいのです。
汎用ドメインを取得
日本レジストリサービスに申請を出しました。現在使っている地域ドメインは自分の姓.市町村の名.都道府県の名.jpと長ったらしい
ので電子メールもURLもタイプするのが面倒だったのですが、これからはもう自分の姓.jpと簡単です。勿論日本語ドメインではありません。
ここまで、2001年3月
複数ドメインの同居
汎用joドメインを取得したあと、これを活用するための選択肢としては、
- 地域ドメインを捨てて、汎用joドメインへ乗り換える
- 地域ドメインとは別に用jpサイトを立ち上げる
- 地域ドメインと汎用jpドメインを現在のサイトに同居させる
- 汎用jpドメイン宛のパケットを地域ドメインへ転送してもらう
などが考えられます。
1.の案は、現在のドメインとしばらく併存することなく一気に移行する事は電子メールが届かなくなったりして困りますから採用したくありません。2.案は同じ家に二つ別のサイトがあるのもやりすぎなので却下。4.はお金を取られそうなのと、発想がイージーなのでつまらない。
-ということで、3案にチャレンジしました。
前提と制約条件
二つのドメインを同居させる方針として、
- 当然、地域ドメインではちゃんと動いている
- DNSサーバは、両方とも自宅の同じマシンを使う
- WWWの他に、電子メールも両方のアドレスを使いたい
制約条件は、
- BIND8を使う
- OCNは、二つ目のドメインにセカンダリDNSをサービスしてくれないので、別のサービスを探す
- つまり、NTT-MEのエンタープライズADSLなどへの乗り換えはここでは考えない(セカンダリDNSの条件を調べていない)
があります。
ここでの例示は以下のようにします。
- DNSサーバのホスト名はns1で、グローバルIPアドレスは、aaa.bbb.ccc.ddd
- インターネットにつながっているもう1台のマシンのホスト名はanotherで、グローバルIPアドレスは、aaa.bbb.ccc.nnn
- 地域ドメイン名は、mydomain.musashino.tokyo.jp
- 地域ドメイン用プライマリDNSサーバは、ns1.mydomain.musashino.tokyo.jp
- 地域ドメイン用セカンダリDNSサーバは、ns-tkxxx.ocn.ad.jp で
IPアドレスは、eee.fff.ggg.hhh - 汎用jpドメイン名は、mydomein.jp
- 汎用jpドメイン用プライマリDNSサーバは、ns1.mydomain.jp(ホスト名を地域ドメインの方と合わせておくのがミソ)
- 汎用jpドメイン用セカンダリDNSサーバは、ns1.niceperson.com
IPアドレスは、jjj.kkk.lll.mmm
但し、後述のThe Public DNS Serviceを使う場合は、ここにはns1.granitecanyon.comとns1.granitecanyon.comの2件を入れます - 汎用jpドメインのSOAレコードに定義する電子メールアドレスは、myname@e-mail.com
- BINDの設定ファイルは以下の名前を使います。
- named.conf
- DNS情報のありかやアクセス権の設定
- named.local
- 127.0.0.1のループバックアドレスをlocalhostに変換
-変更不要なのでほっとく - named.rev
- 逆引き用
- named.host1
- 地域ドメイン情報
- named.host2
- 汎用jpドメイン情報