Up
Down
Return

COREBlogを使ってみて

SoftwareDesign 2004/4月号の第2特集を見て、COREBlogを触ってみた方は多いでしょう。私も、この特集のタイトル"超美麗Blogサイト"のとおり、見た目が洗練されているのが気に入って触ってみることにしました。
ところで、私が入れてみようとしたDebian GNU/Linuxの安定版(3.0 woddy)では、関係するソフトのバージョンは以下のとおりです。

Zope
2.5.1-1
Python2.1
2.1.3-3

まず、COREBlogのインストール

従って、雑誌のとおりには行かないのですが、COREBlog 0.61bをhttp://coreblog.org/から取ってきて /usr/lib/zope/lib/python/Products にCOREBlogを作って、その中に展開します。
ROOT Folderの右フレームの右端のリストボックスに"COREBlog"が入るはずなので、それを選んで"Add"を押します。 ZCTextIndexはZope2.5では標準では入っていないので、ちょっと忘れておきます。
追加してもすぐに左フレームのROOT Folder直下に表示されなかったので焦ってしまったのですが、他のフォルダーへ行って戻ると表示されていたような…??


さて、お楽しみはmoblog機能です。

moblogとはMobile Blogの略称で、携帯電話から写真を貼付したメールなどを、予めCOREBLogに登録したメールアドレスへ送信すると定期的にそのメールを受信してBlogのページに貼り付けてくれる仕組みです。
COREBlogエントリの右フレーム上にある"Settings"タブを押し、表示されたページの下の方の"Moblog Settings"に必要な項目入れます。"Save Changes"ボタンの直ぐ上の注記"To add entry via e-mail, you need to hit http://COREBLogのサーバ/エントリ/receive periodicaly, using wget or something."にあるように、携帯電話等から送られてきたメールはcronで定期的にメールサーバからwgetで取り込む必要があります。
/etc/cron.daily(ここだと一日一度しか取得してくれませんが)の中に適当な名前のファイルで、
wget --http-user=xxxxxxxx --http-passwd=xxxxxxxx --delete-after http://COREBLogのサーバ/エントリ/receive
を記述します。http://以下は、COREBLogが動いているサーバであって、メールサーバではありません。

さて、ここで気づいたのは携帯から送ったメールの文字化けでした。
これは、e-mailがJISなのに受け取ったCOREBlogはEUC-JPなので、"当然そうなるだろうな"という現象です。
メールを取り込む時に文字コードを変換すれば良いのでしょうが、やり方がわからない。
"ええい"と強引なやりかたで、
COREBlogエントリの"Contents"タブから、blog_headerを選んで
charset=の行を
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=iso-2022-jp">
に変えてしまいました。つまり、Zopeはdtmlで上位の定義を継承するのですが、ここではページの文字コードはiso-2022-jpに固定してしまうという、日頃会社ではやってはいけないと言っていることをやってしまいました。
久しく経ってから、coreblog.orgのサイトの「COREBlogのインストール方法」を見たら、「moblog機能などを使うためには,JapaneseCodecs ,および Pykf が正しくインストールされているかどうか確認してください。」と書いてありました。Debian(Woody)にはpython-japanese-codecsはありますが、Pykfはありません。python2.1-kconvとかでもよい気配もあるのですが、これもパッケージはありません。
Pykfのtarボールを取ってきてインストールすると、/usr/lib/python2.1/site-packages/pykf.soができますが…。
Entrieを入れるとZopeエラーが発生するので、ただいま原因を調査中です。


CommentやTrackBackの扱い

Blogの良さを活かそうとすると、こういう機能があるからこそってなもんでしょうが、自宅のコンピュータのディスクによそからほいほい書き込みが出来るというのは、セキュリティやディスク資源管理から見てためらわれます。
ですから、今のところ自宅のコンピュータはCommentやTrackBackを出来ないようにしてあります。
ここらは、同様にWebチャットやWikiでも悩ましいところで、自宅のコンピュータにも入っているのですが、世界に公開というのは差し控えている次第です。