1995年3月にアメリカGateway2000にインターネットで注文したDX4 100MHz、メモリ24Mb、720MBのHDDのノートパソコン Libertyは、もう6年くらいDebian/GNU Linux上で我が家のDNSサーバ兼メールサーバ兼http://myagi.jp/のトップページとして働いていたのですが、DebianをSarge(3.1)にあげてからさすがにスペック的にきついのか、lost interrupt がやたらと出るとか、不安定になってきたので本当に致命傷にならない内に引退させてあげることにしました。
Dellや日本メーカの直販サイトを調べると結構まともな値段になるので諦めて、mac miniにすることに決めました。キーボードやディスプレイはいらないから、その分安い方が有り難いのです。
2006年4月下旬にApple Shopで買おうとしたら、Intel版のみで値上がりしていたのにはちょっとがっかりでしたが、とにかく買ってしまいました。できればMac OS X Serverを買ってもいいなと思っていたのにMac OS X Serverはこの時点ではPowerPC用しかないのです。
そういうことで、ふつうのMac OS X Tiger Intel版上にGateway2000Libertyと同様の環境を作ることになったのです。
買ったmac miniのスペックは、
- プロセッサ:1.5GHz Intel Core Solo
- メモリ:1Gb
- OS:Mac OS X 10.4
です。要するにその時点で安い方を買ったという事です。
もっとも、ノートPCではないので、立ち上げて最初の2週間目に原因不明でダウン。UPSを買う羽目になり追加出費が発生しました。
ということで、やっぱりノートPCにLinuxの方が良かったかな?とちょっと後悔もしたのですが、Mac miniをサーバにするというのも、なかなか面白くてまんざらではなかったというのが結論です。
Mac mini をサーバにする
Mac miniでサーバを構築する話はインターネットを検索すると色々でてきますが、Mac OS Xのバージョンに注意して読まないと、古いバージョンを対象とした文書はかなりの確率で最新バージョンには適用できません。
- MTAとしてPostfixが既に入っているが無効化されている。
次はメールサーバです。Debianの標準メールサーバEximは設定がわかりやすく、とても使い勝手がよかったのですが、Mac OS Xにあらかじめ入っているのはPostfixです。
/System/Library/LaunchDaemons/org.postfix.master.plistを
<array>
<string>master</string>
</array>
<key>OnDemand</key>
<false/>
と直し、
/etc/postfixを我が家に合うように設定して動きました。
Postfixはスパム対策とか色々機能が充実していて奥が深く、まだ使いこなしているとは言えない状態です。
- imap4とpop3はuw-imapdを入れました。
これは素直に本家からダウンロードして、
make。
- あと、HenWen(snort)+LetterStick、ClamXav+ClamXavSentryと入れて、
これで一通り、Gateway2000 Libertyの環境は引っ越しました。
Mac OS Xはデーモンの起動とか色々なところがLinuxと異なっているので未だに慣れているとは言い難いのですが、それほどいじり倒すマシンにはならないはずなので、まあ良しというところです。
あとはBOINCを入れてSETI@Homeを動かし、家庭内音楽ストリーミング環境の構築です。
ストリーミング環境の構築
更新日: 05/18/2006,
22:27:57