阪 堺 電 気 軌 道 を 訪 ね て
- そ の 3 -
阪堺電車のターミナル(終着駅)は、阪堺線が恵美須町と浜寺駅前、上町線は天王寺と住吉公園と計4つあります。なんとなく、"全部の端に行ってみなくては"との思いで浜寺駅前から恵美須町へと阪堺線に乗ったのでした。(2002年12月23日)
南海の浜寺公園駅舎です。なかなかおしゃれじゃないですか。明治時代に建てられ、現役という貴重な建物です。
浜寺は海水浴場としても知られた所でしたが、埋め立てにより、浜寺公園は浜寺水路に面してはいるものの、最早海岸に隣接しているわけではありません。
浜寺物語で歴史を学びましょう。
浜寺駅前は南海浜寺公園駅から浜寺公園へ向かうまっすぐな道と浜寺公園の横を通っている府道との交差点脇にこぢんまりとあります。
浜寺駅前を発車すると、間もなく府道から分かれまっすぐ北東へ走ります。
御陵前からは綾ノ町までは、道路の真ん中を専用軌道で走るという珍しい光景に遭遇します。
信号待ちで結構停止させられるので、駅はだいたい信号のある交差点の手前に設けられています。
綾ノ町から再び、住宅に挟まれた専用軌道へ入りまっすぐ走ります。
これだけ直線区間が多いということは、開通当時は田圃か畑しかなかったのでしょう。大和川を渡ると次は我孫子道です。
我孫子道から南霞町までは前頁を見ていただくということにします。
阪堺線、北の終点恵美須町です。
駅の南東には通天閣が。ここで接続するのは地下鉄堺筋線。