宝塔寺
総門。室町時代の四脚門。
極楽寺伽藍石と書いてある。
「極楽寺」については上の説明板参照。
日像上人を荼毘に付した場所と言われる。
仁王門
天井には牡丹の絵が。
本堂
デザイン的に気に入った。
多宝塔。室町時代の建築だが京都市では最古の多宝塔だという。
行基葺きの瓦屋根
日像上人廟
太鼓楼。元禄五年(1692年)創建。
どこにあるのか探してはいないが、井原西鶴の『好色五人女』卷三「中段に見る暦屋物語」に描かれている茂右衞門とおさんの墓があると岡田芳朗著『暦ものがたり』(角川ソフィア文庫 2012年)に書いてある。
これから七面宮へ登る。
千仏堂
土製の鬼子母神が千体安置されているという。
右上の説明にあるように、七面明神は身延山の西の七面山に法華経を守護するために垂迹した吉祥天。
各地の日蓮宗寺院に勧請されているが、ここの雰囲気は独特だ。能に『現在七面』がある。
七面宮の左隣には右の写真の妙見さん、背後には下の写真の熊鷹社ほか、○○大神のお塚が多く、稲荷山の延長のようだ。
稲荷山の熊鷹社との関係は分からないが、稲荷山南谷にあった「熊鷹本瀧」はこちらの「熊鷹大明神」の信者が造ったものだそうだ。
能の『現在七面』は女人に化けた?七面山の池に棲む大蛇=七面天女=七面大明神がシテだが、ここにも池が作ってある。
「たつみの瀧」。もう使われている気配はない。
稲荷山南谷に「七面瀧」がある。
七面山山頂から深草墓園への道の途中から京都タワーが見える。
瑞光寺
小さいながらも端正な寺。
どういう事情だか、東京の柴又帝釈天を勧請しているというのが面白い。
夏には涼しげな水面の小波。