伏見瀧巡り:稲荷山の南谷
大岩大神
山の斜面に張り付いた感じの巨岩。周辺の山とは異なった景観に驚かされる。
小岩大神
不動瀧
小岩大神から下ったところにある崖の具合から想像すると、ここらが不動瀧ではないかと思うのだけど、はっきりしない。
岩瀧
鳥居に岩滝大神と書いてあるのでここが岩滝?
滝の水は流れていない。
末広瀧からはこの道を上がる。
茶店で買った『伏見稲荷山参拝圖』には、岩滝と末廣瀧の間に四つ角がありその下に岩龍瀧が描かれているが四つ角が見当たらない。
末広瀧
末広瀧からは一ノ峰(末廣大神)神蹟方面へ上る道がある。
御劔瀧
御劔社は、能の「小鍛冶」のように鍛冶屋など金属を扱う職業の人々に信仰されている。
白菊瀧
七面瀧
この鳥居の先、すぐ右を下がると七面瀧、
もう少しまっすぐ行くと鳴瀧へ行ける。
左は2009年8月の写真。
上は2014年3月の写真で、かなりきれいになった。
ここから数百メートル西の七面山に七面宮がある。「南無妙法蓮華経」からも、七面宮とのつながりが見て取れる。
鳴瀧
2009年8月の状態。
くもの巣と薮蚊だらけの坂を下ると、瀧だけはしっかりと流れ落ちていた。
熊鷹本瀧
熊鷹本瀧だけは通常のルートから外れていて、権太夫瀧で場所をうかがってやっと辿り着けた。
立命館中学・高校の正門を通り過ぎてさらに東へ歩く。
案内板に従い左へ。
右の道を行く。
左へ行くと完宗院、命婦瀧の裏口、弘法ノ瀧の南側へ行く。
右手に鳥居が並んでいるのが見える。
民家の庭を抜けさせていただくとお塚群が見えてくる。
崩れてきてしまったような気配?
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滝はなくて天之天心大神などのお塚のみ。高知市の大王軒本舗という会社の人が建てたらしい。
青木之瀧
弘法ノ瀧
滝の水源は滝のすぐ上にある「杖の池」。弘法大師が杖と刺したら水が出たという数ある伝承の一つだろう。
命婦瀧
八嶋瀧
清メ瀧
滝の水は枯れている。滝行場に不動明王はつきものだが、ここでは特に色濃い。
奥の院から坂を下ったところにある命婦滝への道標。
鎮守池の惨状
末広瀧、御剱瀧、白菊瀧、七面瀧、鳴瀧と流れてくる川を地図上で追ってゆくと、京阪藤森駅の東、名神高速道路の 北側の鎮守池へ流れ込んでいることがわかる。地図では鎮守池の東岸近くに大岩大神の社か祠があるように書いてある。
そこでこの池まで行ってみると 池は干上がっていて大岩大神を祀ってあるはずのあたりは密林と化していて近づきようもない状態だった。
この一帯は産業廃棄物の野積み、野焼きで問題となったところで、2006年に京都市「大岩街道周辺地域の良好な環境づくりの指針」発行、昨年から大岩街道周辺地域環境整備課による「まちづくりの方針」策定といった措置がとられているが「鎮守池の活用整備」で「市民に親しまれる環境整備」をするはずの、その鎮守池がこの状態ではピッチが遅すぎるのではないだろうか?(2009/8)
地図ではちゃんと池がある。
かつては、この池の左側に、もう一つ池があったらしい。
航空写真
この航空写真でも水があるようには見えない。
夏の渇水かもしれないが行った時も水は溜まっていなかった。