深大寺
2011年8月
天台宗別格本山
深大寺は
青渭 神社
深大寺とどういう関係だったのかはよくわからないが、どちらも水を祀っている。深大寺の最初の社が深沙大王堂ならば、そこそこ離れているので別個に創建され、併存してきた感じがする。
多聞院
不動堂は深大寺の敷地の東端だが、その東側、三鷹通りとの間に調布市立深大寺小学校がある。
この小学校は多聞院という塔頭?跡に1873年(明治6年)に開校された。多聞院は明治初年に廃寺になってしまったとの事。廃仏毀釈のためだろうが、すぐ北の
不動堂
不動堂の東には不動の瀧。台蜜の気配を感じさせる随一の場所。
深大寺の辺りは、武蔵野台地が野川、多摩川へ下がる斜面に位置していて、水に恵まれている。
巨大な鈴。
旧庫裏
地方の豪族か地主の館といった感じを受けるのは瓦屋根ではないから?
山門手前左側の瀧
上に不動明王と両側に??が立っているところを見ると、ここも瀧行場?修行場にしては目立ちすぎですよね。
門前町
山門
現存の最古の建造物。
下の道から見ると、なるほど寺は高い位置にある。
山門から入った左側に石仏、石塔が4つ並んでいる。
江戸時代に奉納されたもののようだ。
上に座っているのはお地蔵さんだが、下に石の輪があって表面には南無阿弥陀仏と彫ってある。
なんか地蔵菩薩に失礼な感じがするけど、そのいい加減さが良いのかも。新京極の誠心院の鈴成り輪を思い出させる。
鐘楼
昔はもっと北側の高い場所にあったらしいが、幕末に焼失し明治の初めにここに再建された。現在吊り下げられている梵鐘は2001年(平成13年)に新鋳された21世紀の鐘。
もとあった鐘は国の重要文化財に指定されていて、国指定文化財等データベースのト書の項に「武蔵国多東郡深大寺、奉冶鋳槌鐘一口長四尺三寸口二尺三寸」/「永和二年丙辰八月十五日大工」とある。永和は北朝の元号で、永和二年は1376年。調布市観光協会のサイトによると「山城守宗光の銘」があるそうだ。現在は釈迦堂に置いてある。