高幡不動
2011年8月
大日堂
こちらがこの寺の本堂。1779年(安永8年)に焼失した後は仮本堂という位置付けだったのか?1987年(昭和62年)に5年がかりの"根本改修工事が完了し"現在の形に。
鳴り龍。中村岳蓮という19世紀前半の人が描いた。
伝左甚五郎作の鳥追いの鷹。これも元は不動堂
内陣の後ろには多数の位牌と江戸時時代の仏像。
大日如来と不動明王ばかりというわけでもなく、けっこう多彩。
お鼻井戸。建武二年(一三三五年)八月四日夜の大風の為、不動堂が倒れた折不動尊像が落ちて鼻をついた所と伝へられている。
実際には不動堂はこの上にあったのではなさそうで、あり得ない事のようだ。
鐘楼
山内八十八ヶ所というのがあるが、山全体は都立多摩丘陵自然公園になっている。この公園名も少々大袈裟で宅地化された地域の中に残された里山といった感じ。
結願の第88番はこの大師堂。
古いお堂で風情があったはずだが、建て直されて妙にきれいになっている。
奥殿
大日堂のご本尊。
丈六の不動明王坐像と
国の重要文化財。
拝観料を払わない人は左写真のようにガラス越しに。
拝観料を払うと下の写真のようにすぐそばまで近寄れる。展示の内容もかなり充実しているので拝観料の甲斐はある。またお坊さんが説明してくれる時間もある。
不動明王火炎刻文。
建武二年(1335年)に倒壊して康永元年(1342年)に現在地へ移築されるまでの経緯を記したもの。
弁天池の石燈篭。
仁王門を境内側から。
右に源頼義が旗をかけたという旗かけの松。