鹿王院
嵐電で嵐山から二つ目の駅が「鹿王院」だが、駅名になっている割りには静かな寺。
足利義満が康暦元年(1379年)建立した
寺でいただいたパンフレットによると山門に掛かっている「覚雄山」の額は足利義満筆だとのこと。
この山門から中門までの木々が美しい。
庫裏へ。
舎利殿と庭園。
本堂。
釈迦と十大弟子。伝運慶作???
舎利殿の仏牙舎利(ぶつげしゃり)の説明。
奇想天外なところもあって面白い。
仏牙舎利とは釈迦を火葬したあと残った歯のこと。
多宝塔
「法の雨を降らす」龍を描いた天蓋。
車僧影堂
嵐電の太秦広隆寺駅から広隆寺前の道を南下し、西側にある太秦小学校を過ぎた交差点を東に曲がりまっすぐ行くと角にこの石柱がある。
能に「車僧」というのがある。『能楽ハンドブック(三省堂)』の解説を適当にまとめると、"椅子車という車で車僧が西山の麓に行き雪景色を楽しんでいると愛宕山の天狗が現れ「行」比べをけしかけるが僧は相手にせず、結局天狗は恐れ入りましたと「合掌してこそ失せにけれ」"というお話。
ここは京都市右京区太秦海正寺町で、謡曲史跡保存会の説明のとおり海正寺の址に深山和尚の像と位牌が安置されているらしい。
周辺を整備しようという動きが感じられる。