嵯峨・嵐山
野宮神社
源氏物語の「賢木」を想うには平日の早朝にでも行くしかない。
1967年の野宮神社。まだ「賢木」を偲ぶこともできたような…
落柿舎
落柿舎の前の田んぼは実に貴重。これがただの住宅地になってしまったら、まったく雰囲気が損なわれてしまう。
嵐山公園から渡月橋と愛宕山。
嵯峨小学校の校舎。
御髪神社
嵐山小倉池の西にある「日本で唯一の頭と髪の神社」
嵯峨祭 還幸祭
嵯峨祭は5月に行われる野宮神社と愛宕神社の祭り。
ホテル嵐亭まで行って戻るところなので皆さん達成感と安堵の気持ちで和やかです。
剣鉾は京都市無形民俗文化財に登録されていて、高さ約5m、重量は40Kg近いそうで持つだけでも大変そう。左右にまわすと吊り下げられた鈴(りん)が鳴り神輿の通過を知らせる。剣鉾は恐らくは悪霊、疫病退散のための矛だったのだろう。祇園祭の鉾はその一番豪華版と言える。嵯峨祭の剣鉾に似たものは、あちこちの神社のお祭りで見られるようだが、動きの激しさでは嵯峨祭のものが一番ではないだろうか。
神輿が通る道には竹が立てられている。
大井神社
嵐山渡月橋北詰をちょっと東に行った北側。
渡月橋のちょっと上流に川を横切って低いダムのように堰堤(葛野大堰)があるが、その堰を守る神だった可能性が高そう。
堰堤で貯まった水を左岸の川岸の水路を流し渡月橋のすぐ先で取り込む仕掛けになっている。右岸は橋より少し下流で直接取水している。
渡月橋。
嵐山の鵜飼(2007/7)
蔵王権現
嵐山渡月橋南詰から西へ歩いて櫟谷(いちいだに)宗像(むなかた)神社の先にある。
能の嵐山:舞台は桜の名所吉野山より千本の桜を移した京都嵐山。桜の木を守護する木守、勝手の二神が舞を舞い、蔵王権現が現れて国土の守護を誓い、栄えゆく春を寿ぐ。スケールとスピード感のある春の一番。
能楽協会(http://www.nohgaku.or.jp/encyclopedia/program/detail/11/11//)より
実際にその蔵王権現を祀っていたらしいが、現在はこの石鳥居だけが残っているようだ。登ってみても少なくとも、すぐには祠らしきものは見当たらなかった。山自体が御神体と解釈したか?
対岸からの眺め。