多景島
多景島へ上陸するには、2014年10月現在、15:10に彦根港出港し片道20分で多景島へ行く往復便を利用するしかない。(冬季を除く)
島での滞在時間は30分で、16:20に彦根港へ帰港する。滞在時間30分は、一巡するだけならば十分な時間。
多景島は島全体が日蓮宗霊夢山見塔寺というお寺の境内。
長浜の日靖上人が彦根藩三代目藩主井伊直澄の援助で建立した。
本堂。日靖上人の像が安置されている。
「彼岸の中日、多景島真上が太陽の通り道」と書いてある。
「島内全面禁煙 消防車来れません」は水に囲まれていても事実。
釈迦堂。出山釈迦牟尼を安置する。鎌倉末期に遭難して中国に漂着した後の恵海が天台山の無一から譲られ持ち帰ったものと言われている。
鐘楼
釈迦堂の出山釈迦牟尼像は下の中央の記念スタンプのように、やせ細った姿だそうだ。
お題目岩。この島の第一のシンボル的存在。日靖上人が元禄三年(1692年)から三年かけて彫ったとされている。
若き日の日蓮上人の像。日蓮宗寺院ではお約束的な感じもある。
万治年間に建てられた七重の石塔。
誓いの御柱。この島の第二のシンボル。五角形の側面に五箇条の御誓文が書いてある。滋賀県警察部長水上七郎が提唱し大正十五年(1926年)に完成。台も含めてらしいが高さ23m。
明智秀満は山崎の戦いに敗れたあと坂本城で自害した。
大津打出の浜に「明智左馬助の湖水渡り」の碑がある。
その一族の慰霊の石塔というか。
写真ではわかりにくいが、風が強い時に先端まで行くと恐怖を感じる見晴らし岬。
船は帰りに島を一周する。島の周囲は約600m。
見る方向によって色々な形に見えるのが多景島の名の由来と言うが…。