湖北の仏
東浅井郡田根村:瓜生薬師堂、大田寺
瓜生薬師堂(珀清寺)
ゆったりとした表情の丈六木造薬師如来座像。国の重文(00738)
薬師堂は集落内にある珀清寺の飛地境内という形になっている。鳥居脇に「日吉神社」の石柱があるように日吉・春日・稲荷の社もあり実態は日吉神社境内の一部。日吉神社としては例祭のほかにオコナイも行われているようだ。
大田寺 (木尾薬師堂)
平安時代の丈六木造薬師如来坐像。国の重文(00737)。
薬壷はお彼岸中日なので左手に持っているが、普段は区長が保管している。
大田寺は真言宗豊山派だが、以前、天台宗だったのは間違いない。かつてこのお堂はもう少し山を登ったところにあった。元亀の法難の時、樹木に隠れて見えなかったので焼き討ちを免れたという話が残っている。