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栗東市・守山市の野神さんと山の神

守山市木浜町の稲荷神社

 
木浜

 
木浜


*1『守山市誌 生活・民俗編』「2.野の神」の項に木浜と大曲との境に今も野神の小字名が残っています。野神はもとはここに祀られていましたが、今は木浜の稲荷神社に合祀され、野神神社として小社を造って祀られています。琵琶湖大橋の取り付け道路ができる時に、この土地も整理されることになりましたが、野神が祀ってあった所だけは小字として今もその名残をとどめているのです。(141頁)という記述がある。右上写真の境内社には、糺神社、貴船神社、樹下神社、蛭子神社、野宮神社の名が刻まれている。野神神社とは野宮神社のことだろうかと思って参拝する。


拝殿
木浜

弊殿から本殿を見る
木浜


本殿
木浜

多分、神輿舎
木浜


蛭子社
木浜

糺神社
木浜


樹下神社
木浜

鳥居の奥には大小2社
木浜


左は貴船神社、右は地鎮神社
木浜

大きな社は貴船神社
木浜


 
木浜

地鎮神社と書いてある。
消去法でゆくと、これが野宮社か?
木浜


稲荷神社の隣には木浜公民館を挟んで弁天堂がある。
木浜


栗東市六地蔵の山神社

 
六地蔵の山神社

 
六地蔵の山神社


六地蔵の山の神は栗東歴史民俗博物館に上砥山と共に山の神祭事として展示・紹介されている。

 
六地蔵の山神社

 
六地蔵の山神社


*2大護八郎『山の神の像と祭り』には山の神祭りの写真が掲載されており、子供が主体の祭りの様子がわかる。

 
六地蔵の山神社

 
六地蔵の山神社


 
六地蔵の山神社

石鳥居は平成14年と刻まれている。
六地蔵の山神社


山裾で葉山川の畔という位置に祀られている。

 
六地蔵の山神社

 
六地蔵の山神社


栗東小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


右上写真の石碑に書いてある説明によると、滋賀里の小野氏の人たちが平安初期にこの地へ移り開墾したという。
祭神は当然サルタヒコ。

 
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


神紋が兎ということで石灯籠にも兎が陽刻されている。
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


 
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


 
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


 
小野の白鬚神社

 
小野の白鬚神社


上砥山の野神さん

上砥山は、北の安養寺山に連なる宅地造成された丘陵と、南のJRA栗東トレーニングセンターの諸施設に挟まれた、金勝川沿いの農村の雰囲気を残した地域。

集落の中に祀られた大将軍
上砥山の野神さん

その横に並ぶ石仏達
上砥山の野神さん


日吉神社

田を挟み集落北の山麓に鎮座する。
上砥山の野神さん

神社正面からは背後の山が三角形に見える。
上砥山の野神さん


 
上砥山の野神さん

日吉神社だが祭神はニニギ
上砥山の野神さん


この猿は日吉神社らしい。
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


拝殿
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


 
上砥山の野神さん

本殿
上砥山の野神さん


本殿右の社は、
上砥山の野神さん

得廣社
上砥山の野神さん


 
上砥山の野神さん


上砥山の野神さん


背後の岩が磐座だった?
上砥山の野神さん

本殿よりも歴史が古いかもしれない。
上砥山の野神さん


小振りだが立派な野神さんの社。
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


二百十日の風神祭が珍しい。
上砥山の野神さん


この野神さんは、5月下旬か6月初旬に行われる「どぶろく祭」で知られている。
左に掲げられた神事の中では、近江ではあまり見かけない二百十日の風神祭が目を引く。
滋賀県立公文書館の滋賀県立公文書館所蔵資料検索システムでキーワード検索を選択し、検索ワードに「野神神社調査書」 野神神社調査書と入力して検索すると、昭和3年7月作成の以下の記録が表示される。
栗太郡金勝村上砥山野神神社同村日吉神社境内神社として、副申書移転合併終了届、合併後神社明細書、野神神社調査書、野神神社・日吉神社境内図


地元の方から、野神さんは以前は南の山の上にあったとうかがったので行ってみる。

 
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


こんな所に勝手に入ってよいのかと思いつつ、
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


 
上砥山の野神さん


すぐに頂上付近に到着。


最初に目に入ったのは愛宕さん
上砥山の野神さん


上砥山の野神さん


「今はご神木だけ」というのはこの木だろう。
上砥山の野神さん


上砥山の野神さん


 
上砥山の野神さん

 
上砥山の野神さん


参考史料:


  1. *01 守山市誌編さん委員会編『守山市誌 生活・民俗編』守山市 2006
  2. *02 大護八郎『山の神の像と祭り』国書刊行会 1984

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