大津市田上地区
大津市新免の新宮神社


石の鳥居をくぐると、左にはお地蔵さん。

倒壊した古い鳥居をここに埋めたと書いてある。

鳥居をくぐって右側には山の神……?



形態としては明らかに山の神なのだが、野神さんという可能性もある。山の神は新免古墳群に祀られている。一集落で複数の山の神を祀る事は珍しくないが、ちょっと近すぎる感じがする。
右に拝殿、左の門の奥に本殿の覆屋が見える。

向かって右の方が少し立派なので主祭神の速玉男命だろうか。


速玉之男は『紀』に出てくるカミで、黃泉でザナギが、見ないでと言われたのに死んだイザナミを見てしまうが、「一書曰」で「乃所唾之神 號曰速玉之男」と生まれるのだが、この一節は意味がとりにくい。

下の写真は社の側面にある板だが、「野神 薬師如来」と書いてある。社の中には1060年頃に造られた薬師如来像が祀られていて、それが野神さん?
新免古墳群と山の神
獣害防護柵の扉を入った右側に石段がある。


懸造りの建物

人手が入った巨石。





太神山不動寺修験の行者堂か。

新免不動明王。

新免古墳群






山の神



田上中学校の北東で大戸川に合流する吉祥寺川の渓谷左岸崖上という位置にある。新免の集落(居住地域)とその周辺の田は、この吉祥寺川が形成したさほど広くない扇状地上にある。
大津市里6丁目の山ノ神神社
住所は里だが、もみじが丘といういかにも宅地開発された新興住宅地の中に祀られている。
こういう形で維持されているのは、よい方法だと思う。
もはや「山の神」を祀る場所とは言えないが、

「大地と住民の守り神」として、

祀られている。

祭神はオオヤマツミとされている。

大津市太子の上津神社と山の神
右遠くに三上山

上津神社

主祭神はスサノヲだが、元々は牛頭天王社

春日社・山王社

山の神の社。祭礼は1月3日

割り箸を12本単位に束ねて供える。

鳥居の向こうに太神山方面の山々が見える。
