能登川町
能登川神社
佐野天神社
津島神社佐野はJR能登川駅周辺にあり、特に都市化が進んでいる地域の一つである。ここで紹介する祇園祭りは、佐野天神社の境内社である津島神社の祭礼として行われる。数少なくなったものの、地元では『野神さんのお祭り』であると伝える人もいる。本来は毎年七月七日に決まっていたが、近年は七月上旬の日曜日に変更されている。(中略) 新興住宅地の開発により市街地化しているものの、昔は百戸ほどの地域であったという。現在は家並みが続いているが、かつては本村および鍛冶屋の二集落からなり、前者は大門・京堂の二つの村組に分かれる。大門・京堂・鍛冶屋の三区分は、地元でナコジと呼ばれる。このうち、大門には佐野天神社(佐野町)の氏子が多く、京堂および鍛冶屋には乎加神社(東近江市神郷町)の氏子が多いと言われる。そのため、普段は佐野全体の祭礼は見られない。それに対して、祇園祭りには、佐野天神社の氏子のみならず、乎加神社の氏子も参加するため、唯一のムラ祭りともいうべき位置付けをもつ。(中略)佐野の野神としては、前述した津鳥神社のほかに、乎加神社の境内社となっている貴船神社がある。津鳥・貴船両社とも、明治期に神社合祀政策が進められる以前は、それぞれ別の場所に祀られていたようである。前者は止揚学園の裏手となる山裾に、後者は佐野の乎加神社会所が建っている場所に祀られていたと伝えられる。
#1
正還寺
発願寺
能登川駅から天神社あたりまでは商店や住宅地になっているが、次第に農村の雰囲気が濃くなってくる。
佐野乎加会所
乎加 神社
境内社は日吉神社、若宮神社、五社神社、八阪神社、若宮神社で貴船神社は見当たらない。五社の一社か?
祭神は豊遠迦比売命(豊岡姫命)と白山比売命(白山比咩神)。
神明造の本殿は明治22年の伊勢神宮遷宮時に別宮を譲り受け移築したものという。#2
神郷亀塚古墳
地福寺
善勝寺
朱の鳥居が見えたので上ると、予想どおり社はお稲荷さんだった。この坂道を更に上ると岩船神社の方からの道に合流する。
猪子山
石造の鳥居は上山天満天神社のもの
岩船神社
上山天満天神社
猪子山古墳群
猪子山23号墳
猪子山14号墳
北向岩屋十一面観音
- *01 滋賀県教育委員会文化財保護課/編『滋賀県の自然神信仰 滋賀県自然神信仰調査報告書(平成一四年度~平成一九年度)』滋賀県教育委員会 2007