亀岡市河原林町
大堰川(お役所的には桂川)の左岸が川東。古山陰道は川東の山麓沿いに通っており、千歳車塚古墳、国分寺・国分尼寺跡、出雲大神宮など、右岸よりも古くから拓けていたことがうかがえる。
勝林島
大井神社
亀岡市編さん委員会『亀岡市史 本文編第二巻』(亀岡市 2004)の「近世神社一覧」に大井神社は、在元神社(勝林島村有本)として載っている。
若宮神社
八幡神社跡
河原尻
日吉神社
『河原林の歴史』の「日吉神社の主な行事」に、八月の行事 七日野神社例祭が午前七時より
という記述がある*2(494頁)。明珍原の野神さんの祭礼に日吉神社が関与しているのが面白い。
蛭子社
七谷川
河原林町の歴史は七谷川との関わり抜きには語れない。京都市右京区嵯峨越畑桃原垣内あたりが源流のようで、文政10(1827)年に桃原池が造られた。南南西に流れ下り、亀岡市千歳町国分中島あたりが扇頂となる西に広がる扇状地を形成している。扇端で北から流れてきた古川と合流し、蛇行しながら河原林町勝林島を抜け、亀岡市保津町辰新田で大堰川に合流する。
参考文献
- *1 亀岡市史編さん委員会/編『新修 亀岡市史 資料編 第五巻』京都府亀岡市 1998
- *2 河原林町史編纂委員会/編『河原林の歴史』河原林町自治会 2012