永源寺
「知ったかぶりカイツブリ」の唄で訴えているように「愛知川」は「えちがわ」と読むのです。
旦度橋の永源寺側には高野弘法大師堂がある。
十六羅漢坂というが、他にお地蔵さんも多い。十六羅漢は近世に奉納された。
これは上の墓地へゆく道の途中の六地蔵。
井伊家の墓所。何故井伊家の墓がここにあるかといえば、彦根藩は彦根周辺だけではなく愛知、神崎にも藩領を持っており、ここらもその一部だった。但し、井伊家の他の藩主の墓は東京の豪徳寺と、彦根の清涼寺にある。
この一番立派なのが井伊直興の墓だろう。
向かって左の石塔は側室の墓だそうで直興の墓のほうを向いている。
正室の墓は石塀を隔てた更に左奥にある。
十六羅漢坂の北側山腹一帯は井伊家に限らず一般の墓地になっている。
総門。1464年(寛正5年)再建だが寺内の建物では最古。
山門。
山門の楼上からの眺め。
楼上の内部には釈迦、月蓋長者、善財童子、十六羅漢の像が安置されている。
楼上内部の落書き。
方丈(本堂)
2016年は開山寂室禅師(正燈国師)650年御遠諱のため、50年に一度という秘仏「本尊世継観音菩薩」を御開帳中。
堂内に掛けられた「浴仏の偈」。一見、よくわからなかったが、左の行から右へ読んでゆくと、我今灌沐諸如来 浄智荘厳功徳聚 五濁衆生令離垢 同證如来浄法身 となった。
禅堂。
鐘楼。
法堂。後水尾天皇寄進の釈迦、迦葉尊者、阿難尊者の三尊像が安置されている。
胴が異常に短い龍。
歴史的価値ではなくて造形として美しい。
開山堂
標月亭
経堂。明のお経一式(大蔵経とか一切経と言う)を収めてある。
標月亭と含空院。
梅と芭蕉の句碑。
「こんにゃくも さしみもすこし 梅の花」とは何と言うか…。
風穴。洞穴があるが石で塞いだという。
愛知橋。
臨済宗の禅寺だけど、四国八十八ヵ所霊場巡りがある。
探勝歩道の地図を見るとわかるように八番から九番がかなり離れているので面倒になってリタイアすることにした。