摩利支天堂特集
猪年の生まれではありません。
摩利支天は光、陽炎を神格化した古代インドの女神Mariciが仏教の天部に組み込まれたもの。
仏教では天部に属するが、男になってしまっている例もあるようだ。
光は直接は見にくいので敵に見つかりにくい-->騙されないなどと拡大解釈されて武士や商人に信仰され、密教的には摩利支天法という修法で敵の調伏を図ったようだ。
そもそも何故イノシシに乗っているか明確な根拠は無いようで、摩利支天の性格のイメージから結びついただけなのかもしれない。
聴松院の摩利支天堂
南禅寺の塔頭
狛猪
禅居庵の摩利支天堂
禅居庵は建仁寺の塔頭
摩利支天堂は禅居庵の境内にあり、開山大鑑禅師が中国より将来した摩利支天を祀る。「摩利支」は、威光、陽炎が神格化した古代インドの女神。現在では三面六臂で七頭の猪に坐すお姿から、開運・勝利の利益、特に亥年生れの人々には守り本尊として信仰されている。堂宇は天文の兵火で焼かれ、同16年(1547年)織田信長の父、信秀が再建、近年では明治8年、平成7年に屋根部分の大改修が加えられ今日に至っている。京都府指定文化財。
狛猪が多数。
(建仁寺のサイトより)
本法寺の摩利支天堂
表面に亀裂が入っていたり、剥げ落ちてしまっていたりして痛々しい。
摩利支天と無関係だけど狛猪で有名な護王神社。