法隆寺(西院)(2)
五重塔は初層(一階)内陣の(北側)涅槃像土、(東側)維摩詰像土、(南側)弥勒仏像土、(西側)分舎利像土の塑像が珍しいし貴重。
塔の南に左下写真の「礼拝石」がある。金堂の方は、時代が下るにつれて、礼拝の為に前に礼堂が建てられ、更に堂内に礼拝スペースとして外陣が設けられるようになったが、五重塔への礼拝は、重点が塔の仏舎利から金堂の本尊へ移る事もあり、時代が下っても塔内ではなく回廊やこの礼拝石で行われたのだろう。
聖霊院
聖徳太子信仰が高まった鎌倉時代に建てられたという。聖徳太子信仰はなかなか興味深いが仕掛け人や広めた人々のその目的とか、わからない事が多い。
綱封蔵
北奥に夢違観音や玉虫厨子、橘夫人厨子などを収め、見学できる大宝蔵院がある。