徳島市(3)
観音寺
徳島県徳島市勢見(せいみ)町
勢見山観音寺は高野山真言宗寺院
武士に化けて境内で行われていた犬芝居を見物していた淡路国先山の芝右衛門という狸が、芸をする犬に噛み殺されたという話が、笠井新也『阿波の狸の話』(中公文庫 2009)の「六 狸が化けて失敗した話」に載っている。
金比羅神社
北側の石段を途中で左折すると金比羅神社。右折すると石造の祠がある。
更にまっすぐ上がると忌部神社に着く。
おっぱしょ石
慈眼庵・喩伽(ゆか)大権現
どこかで似たようなお顔をお見かけした。
倉敷市児島にある瑜伽山の「瑜伽」は、現在の行政上の地名としては「由加」と書く。神仏習合の「瑜伽の権現さま」は、明治の神仏分離で真言宗御室派の由加山蓮台寺と由加神社本宮に分けられてしまい、現在も由加神社本宮は蓮台寺の諸堂に囲まれている。近世には「有求必應」の大権現として、金毘羅さんとの両まいりが流行った。
切支丹灯籠といわれる。*1
福万谷(上福万)・柿谷
⑱地神塔・オフナタサン・山神社〔上福万・福万山〕
*2
地神塔横の細い山道を少し登るとオフナタサンの小祠があります。夜泣き封じの神として知られています。さらに上に福万谷で祀まつる山の神があります。以前は木の祠でしたが10年くらい前に現在の祠になりました。『八万村史』に山神社として「境内三百六十一坪(地神社あり)」(274頁)とあります。
引用文献・参考資料
- *01 「八万町の昔を探ろう」から地域をプロデュースするプロジェクト実行委員会/編集・発行『八万町の昔を探ろう』2009 61頁
- *02 「八万町の昔を探ろう」から地域をプロデュースするプロジェクト実行委員会/編集・発行『八万町の昔を探ろう』2009 60頁