杣三社大明神巡り
新宮神社
熊野、鹿島、勝手大明神を祀る。
「勝手」は戦勝祈願をイメージさせるが、実際は「勝手口」の「勝手」を意味しているらしい。
表門
文明十七年(1485年)に建てられた。国の重文。
蟇股の彫刻に見るべきものがあるという事だが、下の写真以外は朽ち落ちてしまっている。
杣之六体地蔵第二番 善願寺
新宮寺の本尊だった平安末期の作と言われる丈六寄木造の阿弥陀如来座像を安置していたが、万治元年(1658年)愚故上人により、京都鳴滝の西寿寺へ移された(売却された)という。新宮寺があった場所はよくわかっていない様だが、新宮神社の北側あたりではなかったかという話も聞いた。
加工痕がある出土木材。
右下の説明のように、年輪年代法から伐採されたのが7世紀半ば頃にここで実際で木材加工が行われていた事を証明している。
矢川神社
楼門
文明四年に奉納されたと左下の説明に書いてあるが、解体修理時に見つかった墨書から文明十四年に完成したとわかった。
拝殿
鐘楼跡
本殿に向かって右側(東南)の社務所などがある一帯には、かつて別当寺の矢川寺清浄院があった。
7月7日に行われる七夕まつり、特に手筒花火の奉納が有名。
子供をあやしている?狛犬。
日吉神社
左側に欅の巨木がある。
東隣には飯道寺がある。