伏見瀧巡り:稲荷山の北谷
薬力瀧
稲荷山の「お瀧」の中で唯一「お山めぐり」ルート上にある。そして「お瀧」の中で標高が最高地点にある。
薬力社へ
初音滝跡
初音滝は、昭和九年に完成した清明舎と清明滝建設の際に取り壊されてしまった。
清明瀧
伏見稲荷大社の宮司になる人はここで瀧行をする事になっているそうで、大社直轄の瀧。
昭和九年(1934年)、稲荷山のお塚を神道は宗教ではないという国家神道の観点から責められた稲荷神社は、神社の禊道場として清明舎を建て、初音ノ滝周辺のお塚を他に移設し、清明滝として整備した。
そのため、お塚が立ち並ぶ他の瀧と比べると全く景観が異なる。
清瀧
清滝は元々は境外地だったが、昭和五十二年(1977年)に境内へ編入された。滝も伏見稲荷大社が管理している。
白瀧
蛇の口から水が落ちるのが見た目に楽しい。
御壺瀧
地図では御壺瀧だが、白髭瀧もある?実際、お滝は二つある。
お瀧とは関係ないだろうが、この洞窟の祠は妖しい感じ。狐の穴の趣向か?
五社瀧
川へ降りていったらおばさんが掃除をしていた。「写真を撮るだけにはしないで」と言われてしまった。
そのおばさんに勧められて川の水で顔を洗ったが、軟水でさっぱりして気持ちがよい。
この三ノ瀬川は下流で東福寺の通天橋の下を流れ、鳥羽街道の第三橋、琵琶湖疏水の下をくぐって鴨川へ注ぐ。
五社大神神蹟
石鳥居に彫られた飛田遊郭
権太夫瀧
高級住宅地化した界隈(長岡天神や松尾大社の左右も高級住宅地になっている。)の中にあり、伏見の滝のなかでも一番小奇麗に改修、整備されている滝だ。
2009年8月23日、ここで滝行を体験させていただいた。
権太夫大神は四ツ辻のすぐ南。
滝は昔は古池からの水を使い北側にあったが、現在は稲荷山の湧水をつかっているため南側にある。
荒木瀧
高級住宅地化した界隈の権太夫瀧より更に奥にある。権太夫瀧と共に東の山裾にあった古池の水を使っていた。現在、古池は三ツ辻の西から流れていたらしい川が枯渇してしまい田畑になっている。
2009年夏には流れていなかった瀧が2013年夏には復活していた。