黒谷道(比叡山縦走)
2012年6月ほか
黒谷道
出町柳や国際会館駅前から大原方面行きのバスに乗って、登山口というバス停で下車します。
べんてつ観音と呼ばれるらしい石仏の祠。左に行くと横川で、黒谷へは右に行く。
ところどころ平坦な部分はあるが、ひたすら上るだけの効率が良い?道。。
ここには、昔何かがあった痕跡が。
いよいよ、黒谷青龍寺に到着。
止まっている車には「総本山知恩院」と書いてあった。
ここは延暦寺西塔の範囲内だが、法然が修行した地ということで、知恩院など浄土宗の関係者が団体で訪れていた。
建物自体は古くはない。
たまたま団体の相手を終えたお坊さんの話では、湿気が多いところなので木造建築はもたないのではないかと言っておられた。
駐車していた車は、奥比叡ドライブウェイからこの坂を下ってきたのだろうか?。
黒谷青龍寺は、法然だけではなく、天台真盛宗の真盛(1443年~1495年)が参籠したところでもある。真盛は西教寺を戒称二門不断念仏の根本道場とした。「戒」は大乗円頓戒の戒律を守ること、「称」は称名念仏を唱えることといった意味。
ストイックではあるが、僧侶としてはあたりまえにも思えるが…。15世紀の比叡山はこれを言わねばならないほど乱れていたのかな?