ぬりこべ地蔵
歯痛にご利益があるので有名なお地蔵さん。
昔は今の警察学校の敷地にあったが軍用地になったので現在地に引越ししてきたと『深草 稲荷』(深草稲荷保勝会発行)に書いてある。
百丈山石峰寺(せきほうじ)
お寺の来歴は京都市の説明のとおり。
伊藤若沖が晩年住んだお寺で、若沖が下絵を描いたものを石工に彫らせた五百羅漢が有名。
両側に民家が迫っている石段を上がる。中国風(龍宮造り)の門をくぐる。
本堂。本尊は薬師如来。
本堂手前左側の庫裏で、五百羅漢の拝観料を払う。夏だったからか、蚊除けのスプレーを使わせていただけ、団扇を貸して下さった。
伊藤若沖の墓。
更に石段を上がる。
石峰寺五百羅漢
確かに蚊が多くて悩まされるところ。住宅が接近していて山の中ではなく裏山といった感じの場所になっている。
茶碗子の水
防火水槽のように見える。京都新聞の記事によると、
わき水は地元の農家が長く、収穫した野菜を洗う水として使ってきた。子どものころ、わき水を引いた洗い場の水槽で遊んで怒られたという小西俊哉さん(84)は「地元では『清水』と呼んで、飲み水にも使っていた。明治十二(一八七九)年に旧東海道線の鉄道が開通するころまでは、伏見街道まで木管でつないで、往来する旅人や牛馬の飲み水にしていたとも聞いた」と、暮らしに密接していた名水を振り返る。しかし、時代を超えて地域に親しまれてきたわき水も、昨年夏に枯れてしまった。二十年ほど前の下水道工事で水量が半減し、周辺での宅地開発で地下水脈が絶たれたためではないかという。井筒の横には、長さ二十メートルほどの水路を渡した施設がある。そこに茶碗子の水を引いて野菜の泥を落としていた。わき水が枯れてからは、水道水を使って大根やネギ、ニンジンを洗っているという中井治一さん(81)は「わき水は一定の温度に保たれ、冬は温かく、夏冷たい。ここの水で洗った野菜は鮮度がいいと、市場でも評判がよかったのに…」と残念がる。今、人々に愛された名水を物語るのは、ステンレス製のふたに覆われた直径約一メートルの井筒だけだ。残念なことです。
上は2009年、下は2014年。整備されました。