海津・西浜・知内
海津・西浜
マキノ駅を起点とすると東側に位置する。
マキノ駅真南の「湖のテラス」脇から東の海津方面を見渡す。
重要文化的景観は平成二十六年(2014年)3月18日現在,全国で43件指定されている。
「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は滋賀県では「近江八幡の水郷」に次ぎ二番目の指定。「高島市針江・霜降の水辺景観」が三番目。2014年6月に「菅浦の湖岸集落景観」が追加指定の答申がされた。
街道沿いの石積み。湖岸の石積みに比べると低い。
街道よりも山側に水が来ないようにする目的だろう。
正確には代官の西与一左右衛門が元禄十六年(1703年)にすべての石積みを造ったのではなさそうだが、西浜の住民から感謝されていたのは間違いない。
海津漁業協同組合の旧倉庫。昭和十三年(1938年)に建てられた鮎などの水産物の貯蔵倉庫。
海津漁港:港湾整備工事の時に鎌倉時代の遺物が発掘されている。
石積みは湖岸と西近江路の湖岸側に見られる。海津(東浜)湖岸の石積み入江の奥で波が高くなるのか、浜が狭いからか、西浜に比べると城や寺院の石垣を思わせる高さがあり、きっちりした石組みになっている。
加工された大きな石にはかなり大きな矢穴が見られる。
海津の石積みの東端あたりは湖面が石積みに接近していて、消波のためと思われる石が石積みと湖岸の間を埋めている。
鮒ずしの「魚治」や、「竹生嶋」の吉田酒造が続く。
海津桟橋の跡:昭和三十年代の京阪神からのスキー客は、土曜の夜に大阪の天満橋発の「特急マキノ号」で浜大津まで来て琵琶湖汽船のスキー船に乗船、24時に出港、日曜早朝5時に海津に着いてからバスでマキノスキー場へ向かった。9時間半スキーをして、午後4時に海津を出港、8時52分に天満橋着というモーレツスケジュール。
洗濯などに使われる「橋板」
湖岸近くの道は西近江路で、古代の北陸道。街道から湖岸側には倉庫風の建物が多い。
この先は桜で有名な海津大崎を廻って長浜市西浅井町大浦へ。
排水は直接琵琶湖に流れ込まず、いったん内湖に流れ込む。
「イケ」という「イケ仲間」が管理する共同水場。屋根の下に井戸がある。
この辺りの水は鉄分が多く、消雪に撒く水で道路が赤茶色に染まっている。しかし井戸で汲まれた「イケ」の水はきれいだ。
「生活改善に関する区民申し合わせ事項」」
一、 婚礼に関する事項
一、内祝い
二、挨拶廻り
二、 葬儀に関する事項
一、通夜
二、当日の昼
三、野帰り
四、香典
五、香典返し
三、 法要に関する事項
一、忌明け法要
二、年忌法要
内湖と琵琶湖を結ぶ「中ノ川」。敦賀から運ばれてきた荷物は内湖の奥田湖で船積みされ西内沼、中ノ湖を通って琵琶気に出た。中ノ川に沿った現マキノ東小学校には、(大和)郡山藩の奉行所があった。
内湖の残存
海津天神社
知内地区
マキノ駅を起点とすると南西側に位置する。高木浜マキノサニービーチの先。
アユ沖すくい網漁の漁船
船首の網でアユの群れをすくい取る。
唐崎神社
知内川のヤナ
知内川を遡上する鮎の群れ