Up
Down
Return

頭塔

頭塔は、高畑のバス停のすぐ東、ホテルウェルネス飛鳥路の裏にある。
この場所は東大寺南大門のほぼ真南に位置している。
玄昉の頭を埋めたという伝承が名の由来だが、『東大寺要録』などにある神護景雲元年(767年)良弁の命により実忠が造営した「土塔」というのが定説になっている。奈良文化財研究所学報『第62冊(2001) 史跡頭塔発掘調査報告』によると、頭塔は古墳の上部を破壊して築造されている。築造は下層三壇のみで一旦完成したが構造的欠陥があったようで、下層部を突き固めて低くし上層四壇を加えた。
上層を加えた結果七壇となり、奇数壇の四面に様々な石仏が置かれている。しかしこれでは四重にしかならないので、頂上に木造の一層が建てられていたのではないかと同調査報告では推察している。現在は石仏の上にだけ瓦屋根が付けられているが、当初は全周に渡って瓦葺だったと言われる。



北側

頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


西側

頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


頭塔


南側

頭塔

南面は土砂を被せたままで保存している。
この南側にかつて寺院があり、その関係の五輪塔などが並んでいる。


頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


東側

頭塔

頭塔


頭塔

頭塔


頭塔


頭塔

頂上には五輪塔が見える。